白衣の面々を居並べて、無機質なガラス張りビルのフロアを裾なびかせ威風堂々、行進させるかあ。
敬礼したら、閲兵式かオリンピック入場行進だよ。
様式美か。
でも、確かに医龍はチーム坂口憲二だな。
チームで動く様式美に、内田有紀が絡み佐々木蔵ノ介がいて俺がファンの志賀廣太郎。
志賀廣太郎、NHK土曜ドラマハゲタカ(2007年)の不動産買収の専門家以来、俺好きでね。
岸部一徳は、かなり前からオモシロイと思って見てた。
医龍2では頭パーマかけてちょっと変態系悪徳医師。
だけどちょっとしたオチャメぶりが覗いちゃう。
まあ、つい観てしまうよ。
で、明日の金曜夜23時からSPが観れるから、頑張るか。
岡田准一とリバプールクリーニングとの戦いが本格化。
リバプールのこれも変態系二人組み、手強いぞ。
ノリがいいね。
ヒップホップでエイジアンエスニック。
バブリーな女性、に見せて男。
国籍不明だけど、どこにでもいそうなニートプー系。
医龍2坂口憲二やガリレオ福山雅治がスーパーヒーローなら、ヤツらは匿名のアンチヒーローだな。
現代はとうにさ、ヒーローよりアンチの方が格好いい。
仮面ライダーよりショッカーのほうがウケる時代なんだよ。
で、名前も顔もないヤツらだから、なおカッコいいや。
ジョンかなポールだっけ、あの二人。
テレビの前に正座して、じっくり観させてもらいますわ。
で、中国語で思い出したワケだけれどさ。
映画「恋する惑星」(ワン・カーワァイ監督1994年香港)。
2話のオムニバスなんだけど。
住宅密集地の屋根に切り取られた青空に見える白いシャツと飛行機とか。
半裸の恋人の背中や太腿の上をなぞるようにしてみせる、プラ模型の旅客機とか。
多分監督が演出したそんな場面と、妙に時代おくれなその女の黒い下着。
金髪カツラから零れる色気の麻薬女売人が、なぜかダサダサのトレンチコート。
水漏れも激しい安っぽい集合住宅の刑事223号、さらに第2話の刑事633号。
キッチュな雑踏の中で、やたら美男子なんだよな。
223号が金城武で633号がトニー・レオンだけどね。
トムヤンクンスープみたいに、やたらスパイシーでごちゃごちゃして酸味があるみたいな感じ。
格好良くてダサい。
ダサくてスタイルがいい。
挿入曲が、夢のカリフォルニア。それを筋と絡ませてマジで使っている。
まさに、日本の誇るドラマガリレオと対極だよ。
スマートで清潔な福山雅治と柴咲コウの人工ワールド。
「恋する惑星」、刑事223号も警官633号も水もしたたるイイ男、なんだよな。
イケメン、じゃなくてさ。
そのクササが素晴らしくて、なつかしい。
そしてそれと同種のクサみを、リバプールな男たちに嗅いでしまったのだな俺としてはさ。
トニー・レオンみたいな美男じゃないけれどもね。
というワケで、金曜夜はガリレオ前夜祭。
あれ、今思い出したけど。
金曜夜、モップガールか。
SP、土曜日の夜だった。
いけねえ、ヘタうった。
でもそんなの関係ねえ、か。