怪奇なガリレオとイノセンス如月ハニー

 ドラマガリレオ、思えば遠くへ来たもんだ。

 「予知夢」予定数すべて終了。

 原作東野圭吾が望んだのかな(ワケないか)。

 第1話「燃える」の怪奇大作戦なノリに燃えた9月が懐かしいよ。

 あのチリチリボッと燃えた頭の青年、大泉洋の特別出演じゃないかってまだ俺疑ってる。

 挽きたてー、なんて雪の中フード被って囁くように歌うのも、頭焦げたからじゃないのかな。

 現場を検証する福山雅治と柴咲コウ、第1話でレーザー光線の反射鏡取付け跡に気付く場面。

 抜ける青空の下、公園や住宅街に降る光りが眩しかった。

 そして第2話「離脱る」での赤い車と食品工場の鉄の大扉。

 空の色に雲の白が広がったよ。

 そしてそれから第3話以降、夜の紺色の中で専ら事件が発生して暗い。

 それが俺のイメージなんだな。


 第8話「霊視る」。
 それこそ暗い夜、マンションの一室で犯人が殺人に及ぶというシチュエーション。

 せめてその原因となる第一の犯行が早朝であって欲しい(原作ではやはり夜だった気がする)。

 人工的な光りや夜景の映像が、どうも暗くなるだけなんだな。

 前回「CASSHERN キャシャーン」(紀里谷和明監督2004年)の映像に言及したけどさ。

 2004年といえば「イノセンス」(押井守監督2004年)が公開されたんだよね。

 国内ではすぐ話題にもならなくなったけど(「キャシャーン」の酷評以下の扱われ方だ)。

 この「イノセンス」途轍もなく質が高くて意味の深い作品なんだよ。

 観て疲れるけど、後でまた観たくなる。

 難解で客足が遠のくこと畏れてアメリカ資本、せめてタイトルに前作「Ghost in the Shell」と入れた。

 別に「解釈を拒む」からどうのじゃないけれど、あのアニメ映像の情報量には圧倒される。

 そんなスゴさの一端でも、テレビドラマで感じられたらなあ(そんなことムリか)。


 2004年、実写版「キューティーハニー」(庵野秀明監督2004年)も公開さてたんだよねえ。

 「キャシャーン」より「キューティー」の方がキッチュで可笑し面白かったってヤツ多かったな。

 俺も正直、そう思ったよ。

 紀里谷監督の努力と宇多田ヒカルの才能には、敬意を払うけどね。

 佐藤江梨子が、お色気より御茶目。

 「菊次郎とさき」(第3シリーズ:テレビ朝日2007年)でも佐藤江梨子の涙いい味でした。

 ちなみに、この第3シリーズ「監修」として「点と線」の石橋冠の名が冠されているんだよね。

 ドラマ「ガリレオ」を楽しめるのも、あと数回のみ。

 料理教室共同経営者殺人事件に姿を変えた「霊視る」で、新しい映像美も期待してますよ。

 少しの変化でいいからさ。

 科学トリックがない分、よろしくねって気分さ。

 柴咲コウの意気も高く、いよいよ福山雅治湯川准教授の胸襟に分け入る、なんてのも期待ね。



ガリレオはリング松嶋菜々子をマネない

 ガリレオが失敗するとしたらね。

 リング映画版の二の舞と、後々言われるよ。

 俺、コレが言いたくてサイト始めたようなものだもんな。

 松嶋菜々子が元凶なのだな。
 いや彼女は嫌いじゃないし恨みなどないよ。
 言葉が悪ければ謝る。

 リングテレビ版(金曜ドラマスペシャル1995年8月11日フジテレビ)。
 この出来が素晴らし過ぎたことが、遠因にあるのかもしれないな。

 スタッフからみれば、映画をドラマの焼き回しにすることだけは絶対に避ける。

 それは当然だが、設定いじるところを間違えた。

 松嶋を主役に据えることでテーマ(「母性」)を際立たせようとしたのが敗因。

 中途半端な「母親演技」が空回りして、何もかもがボケてしまった。

 中田秀夫監督も頭かかえちゃったろうな。

 松嶋が全くお荷物だったに違いない。

 やるときはやる監督が、恥ずかしい思いをしたろう。

 設定と主役がマズければ、いくらなんでもムリだよ。

 本当の戦犯は松嶋を企画に捻じ込んだ奴らだろうけどな。
 本人は悪くないと俺も思う。


 ガリレオドラマスタッフが内海薫とやらを捏造した。
 それを知った時、だから俺ショックだったさ。

 続編からそのキャラを登場させたのは、原作者東野圭吾の度量。

 そんな作者の才能に俺は敬服するしかない。
 東野ほどのミステリー作家だ。
 バカな拘りなどなく、それくらいノリでやれるんだよ。

 リングの作者鈴木光司は堂々と家事もやるナイスガイだ。

 真面目な勉強家でもある。

 そんな作家にたいして言うのも失礼だけど。
 リング以上の作品を彼は残していないと俺は思う。

 リング2(中谷美紀主演)の興行収入は、前作を上回った。
 それは映画としてのリング(松嶋主演)の不出来の証左にすぎない。

 可哀想に、リング映画版が残したのは例の貞子シーンだけ。
 真田広之なんてクレジット確かめて思い出したよ。

 原作に沿ったドラマ版の貞子は、目に焼きつくような若く豊満な裸体なんだよ。

 三浦綺音が演じた。

 美しい幽体がドラマの正解だった。


 探偵ガリレオは上質のミステリーだよ。

 構成に隙が少ない。

 買被るつもりはないけれど、映画リングが柴咲コウなら違っていたと思う。

 有得ない話だろうけどね。

 単なるホラーならイヤだけど壮大なテーマを含む作品だから。
 とか囁かれてオファーを受けたのなら、松嶋サイドの頭が悪かったということ。

 柴咲コウとは器が違うんだ。
 柴咲はいつも、突き進むだけでいい。

 東野圭吾もそれを認めているのじゃないかな。

 だから俺、今は心配してないよ。
 記事を書くのも、気楽なもんだ。

 でもね。
 単発と連続とは違う。

 息切れしないでくれと、願う。

 福山雅治だから、それも杞憂か。

 尻上りの面白さ。

 でもフタを開ければ、第1話から飛ばしてくるのだろうな。

 唐沢寿明が黙っていないから、きっと。

ガリレオ探偵のウルトラQ

 ガリレオ。
 1話完結だから期待出来ると俺は書いた。

 怪奇大作戦(1968年〜69年)。
 怪奇大作戦セカンドファイル(2007年)。
 探偵学園Q(2007年)。

 2話完結は厳しい、とも。

 銀狼怪奇ファイル(1996年)。

 銀狼の視聴率、平均20.8%。
 探偵学園Q、平均11.1%。

 約半分、なんだよな(堂本光一の影響力か)。

 怪奇大作戦(68年〜69年版)平均視聴率22.0%。
 セカンドファイルはBS。
 NHK総合で再放送(深夜時間帯)。
 視聴率、10%いかなかったろうな(想像)。

 ガリレオ。
 俺は、製作者サイドに賭ける(勝手に)。

 視聴率、どうでもいい(視聴者からみりゃ当然だが)。


 クオリティー高めて完璧を目指すには、コストがかかる。
 金、じゃなくて人的(精神的)なコストだ。

 面倒なことに、どこまで拘るか。

 帰ってきた時効警察(2007年)、細部まで楽しめたよ。

 探偵ガリレオ、原作はコンパクトだけど本物。
 拘り=感情を移入する箇所、満載だろ。

 原作がしっかりしてるとね。
 拘りすぎて=自己陶酔してコケることは絶対、ないんだ。

 福山雅治。
 柴咲コウ。

 共通して全くの完璧主義者だ。
 唐沢寿明然り。


 エロビデオもなかった頃のウルトラQ(TBS1966年)。
 平均視聴率32.4%。

 ウェブでガキがエロサイトを覗く直前の銀狼怪奇ファイル(日テレ1996年)。
 平均視聴率20.8%。

 何でもありの2007年。
 視聴率の意味が違う。

 ウルトラQのリメイク(テレビ東京、2004年)。
 散々だったな(復活は有難いが、義務感で観た)。

 ガリレオ。
 怪奇大作戦と物語構造は似ている。

 淵源を辿れば、ウルトラQだけど。

 ガリレオに怪奇大作戦セカンドファイルもウルトラQdark fantasyも必要ない。

 ウルトラQや怪奇大作戦が初めて画面に現れた時の興奮。
 それだけを期待している。

秋の新作ドラマ俺を虜にしてくれ

 ガリレオ、探偵ガリレオのタイトルにする予定だったらしいね。
 なぜガリレオにしたのだろう。


 月9ドラマには頑張って欲しい、マジ。
 月曜休み明けは、シンドイからね。


 福山雅治の演技は、どうだろう。どっちにも転び得るな。
 歌はイイと思う、最高に。桜坂より俺はひまわり。


 品川がなあ。
 庄司じゃないから、まいっか。


 怪奇大作戦という古いドラマがあるんだ小学生をターゲットにしていたらしい。
 DVDが出ているんじゃないかな。俺はダビングしたビデオで観た。コワイよ。
 西洋人形が夜歩いて殺人を犯す、とか白い仮面の顔。


 かまいたち、なんて言葉もそれで知った、俺高校生だったけどね。
 そして毎回、哀しいドラマが潜んでいる。


 怪奇大作戦セカンドファイルだっけ。
 NHKの深夜に連続で7月、突然演ってたからタマげたなあ。
 SRIのテーマも随所鏤めてさ。

 おどろおどろしたテイストが、ちょっと物足りず。
 ココリコ田中の(ペーソス)味、俺は好きだな。
 ヘタウマ以上(セリフは、ん?)。


 ガリレオ探偵にも俺は、そんな匂いを嗅いでしまう。
 深夜枠のノリを期待しているんだ。
 忘れたくても忘れない、オールしても録画予約しちゃうみたいな。


 ここのところのドラマ不調は、実際死活問題なんだよ俺には。


 フジテレビかあ。
 何だかなあ。
 

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