第5話「絞殺る」カテゴリの記事一覧

大後と水野美紀のガリレオ流静かな事件

 ガリレオも、あっと言う間に第5話が終わった。

 第4話「壊死る」ほどじゃないけど、設定変更に賭ける意気込みはあったのだろう。

 香取慎吾の起用についてはともかく、第4話を知的犯罪に設定したのは正解だったよ。

 冒頭のちょっと、スイミング・プール(フランソワ・オゾン監督・脚本2003年)みたいな場面とか。

 東野圭吾原作にない映像。
 一体何が起きたのかと、思ったもの。

 第5話は、それと比べると「静かな」設定変更だったな。

 SAYURI(ロブ・マーシャル監督2005年)の主人公さゆりは、チャン・ツィーが演じた。
 その少女時代役に大抜擢されたのが、大後寿々花。

 一方、ガリレオ第5話「絞殺る」で描かれる家族の少女秋穂は、原作では小学5年生の姉。

 それがドラマ「ガリレオ」になると、ひとり娘のセーラー服女子高校生なんだよなあ。
 それを、かの大後寿々花が演じたワケだ。


 俺、彼女の演技には特に何の感興も催さなかったけど、どうなんだろう。

 喘息もちという設定も発作の場面も、どうなのかなあ。

 最後、福山雅治の湯川学が珍しくシミジミと自分と両親の関係に言及するくだりがある。

 まあ福山の表情、印象的なのだけれど大後寿々花のセリフ回しが棒読みに聞こえたけどなあ。

 大後のためにつくられたセリフであり、演出のはずなのだけど。

 ホテルの密室で謎の死を遂げた父親と、第一に疑われる母親。
 ということで、いわく有りげな高校生のひとり娘を設定したのは分かる。

 そして被疑者である母親(大後からみて)が殺人のいわば幇助をしていたことにする効果もある。

 水野美紀の全くでしゃばらない演出も、俺は好感がもてた。

 第3話「騒霊ぐ」の広末涼子と、見事なほど逆の演出。

 色々、現場の工夫が窺われるのだけどさ。


 どうなのかなあ。

 アーチェリー絡みで冒頭から頭の安そうな芝居をさせて女子大生を持ってくるのも。

 福山雅治にアーチェリーの弓を引かせる前段階なのは分かるけど。

 全体に、「華」のないドラマになってしまった感が拭えない。

 あ、柴咲コウと福山雅治の「恋」のサヤ当て、の効果に冒頭の女子大生の意味もあったのか。

 そもそも、15分の短編ドラマで描ける内容を拡げるワケだから苦労も多いけどさ。

 第5話については、原作を生かして工場仲間の人間模様に水野美紀の賢妻ぶりを絡ませた方が。
 なんて、思っちゃう。

 大後寿々花は、未来があるから頑張って欲しい。

 でも、ガリレオについてだけ言えば消化不良だと俺は推測するのだがな。

 最後まで、大後寿々花にセーラー服着せたままだったのも劇的効果を薄めた気すらした。

 「毒」を演じ切れなかったからなのか。

 「狂気」を求めてしまう俺が、鈍感なのか。

 第6話「夢想る」にも、つい期待はしてしまうのだが、なあ。



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